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2005年04月15日

EPISODE1:保安検査場にて

(2005年3月沖縄旅行記より抜粋)

あの金属探知機の音が鳴り響く。
ポケットの中のものは全て出したはずなので、
少し動揺した。
検査員がにこやかに、こちらへどうぞと声を掛けてきたので、
指示に従いベルトを外す。
もう一回通る。
また探知機の音。

少し、検査員の笑顔が引きつる。
今度は靴を脱がされて、スリッパに履き変えさせられる。
もう一回通る。
また探知機の音。
途端に検査員の顔が厳しい表情に。
「別室にご案内します。」
と少しきつい声で言われた。
と、脳が危機感を感じたのか、思い出した。
胸ポケットに、金属製の名刺入れが有った。
「これだ、これだ。」
検査員にそれを見せて籠に入れ、ゲートをくぐる。
今度は難なくぐれた。
検査員も安心したようだ。
安心したが、
ベルト外して靴を脱いだ苦労は一体・・・。

でも、果たしてこのまま、その事実が発見されなかったなら
自分はどういう場所に連れて行かれてどういう検査を受けたのだろうか?

興味は有ったが、自分からそういう状況を作るような気は無い。
もしかして、・・・・。という妄想をしていると切りが無いので止めておく。
冤罪事件の容疑者の気持ちが、ほんの少しだけ分かったような気がした。
そういえば、3年前の旅行の時も保安検査場で、自転車の携帯空気入れ(ボンベ上のやつ)を、
没収された事が有る。

投稿者 桜川 : 2005年04月15日 22:47

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