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2006年04月14日
宇野社長の狙い
USENの宇野社長が、なぜ私財でライブドア株を取得したか。
推測に過ぎませんが、自分はこういう意図があったと考えています。
ライブドアの事業ノウハウ・ブランドが欲しかったのは間違い有りません。
しかし、ライブドアには、株式で償還するはずだった債務が残っています。
それに加えて、様々な訴訟により賠償のリスクも有ります。
そのライブドアを連結決算の対象会社にしてしまえば、
株主としての責任(株式の価値分のみの損害)以上のものを負わなければいけなくなります。
ライブドアの抱える債務をUSENに波及しない形に出来ないか?
そう考えた時、私財での取得というアイディアを思いついたのではないでしょうか?
つまり、ライブドアの抱える諸問題についてUSENが責任を負う事無しに
人材・ノウハウの吸収をするつもりではないでしょうか?
とすれば、最終的にライブドアの存続は気にしていないという事になります。
USENグループの経営者としての判断としては間違ってはいないでしょう。
自分が同じ立場だとしても同じ事を考えた可能性も高いので、余り批判する気にもなれませんが、
何かわだかまりを感じるのは確かです。
経営の現実と言うところでしょうか。
投稿者 桜川 : 2006年04月14日 01:45
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