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2007年12月05日

オンライン専業証券会社に既存証券会社が勝てない理由

パトライトの株式を持っていて先日公開買い付けが始まったので、
今日の昼休みに買い付けを担当してる証券会社の支店に行ってみました。

窓口担当者に聞いたところ、
「公開買付に応募するには当社の口座を開く必要が有ります。」
との答え。
「口座を開くにはどんな手続きが必要ですか?」
と聞いてみると、
「1時間ぐらいお時間取れますか?」
との確認が・・・。
個人的には、-サラリーマンの昼休みにそんな時間取れる訳ないだろ-と言いたかったですが、
「20~30分なら取れますが」
と答えてみると、案の定
「いえ、説明等有りますので1時間かかります。」
との答えが返ってきました。
矛先を変えて、
「じゃあ、オンラインで手続き出来ませんか?」
と質問してみると、
「オンラインで手続きする場合は口座開設までに3~4週間かかりますので間に合いません」
との答え。
この答えを聞いて、その時は顔には表さなかったが個人的には怒りを覚えました。

なぜ、窓口だと2、3営業日で済む手続きが、オンラインでは3~4週間かかるのだろうか?

昔、某都市銀行のシステム部に派遣されていた事が有るので、
オンラインの手続きが遅い理由はすぐに推測できました。
それは多分オンライン申し込みの手続きの優先順位が一番低く設定されているからでしょう。
オンラインの手続きというのは、既存の窓口業務から考えれば邪魔な業務に他ならないからです。

とにかく、手続きが間に合わなければ、今回の公開買付への応募は諦めるほかありません。
いまだに日本の金融業界は官僚主義が蔓延っているんだなと何か悲しくなりました。
個人投資家の取り込みで、オンライン専業証券会社に既存の証券会社が勝てない理由が多分ここに有るのでしょう。

投稿者 桜川 : 2007年12月05日 21:51

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