2005年03月04日
読書の時間
プロフィールにも書いてあるが、読書好きである。
一日で平均文庫本一冊(300頁ぐらいのもの)読んでいるから、
年間で約350冊ぐらいは読んでいる事になる。
かれこれ7年間くらいこのペースは続いているから、
それだけでも3850冊。
一万冊は時間の問題である。
これだけ読んでも、読んだ事の無い知識と言うのは有るのだから、
人類の知恵の膨大さにただ驚嘆するばかりである。
小説はあまり読まない。
多分、全体の一割に達しないだろう。
なぜなら、先が読めてしまうからだ。
読めてしまうといっても完全に答えがわかるわけではなく、
大体、どのような選択肢が有るのか見えてしまうと言う事なのだが、
これだけ本を読んでいると、
このパターンで終わらせるとしたらこういう話になるだろう、
あのパターンで終わらせるとしたらああいう話になるだろう、
と自分の中で、マルチシナリオが出来上がってしまって、
しかも実際の話もそのどれかにほぼぴったりはまる。
だから、道具立てが分かった時点で可能性が全て見えてしまうのである。
そのため、読む本は実用書、専門書が中心である。
一日一冊と言うと、一日中本を読んでいるように思われるかも
知れないが、一日の読書時間は平均一時間半である。
通勤時間以外は、あまり文庫本を読まない。
読書速度は、大体分速1000文字くらいになる。
我流で齧(かじ)っただけなのだが、速読術の威力である。
本は、ほとんどBookOffの百円コーナーから買ってくる。
月間30冊読むので、そうでないと相当な出費になってしまうからだ。
選ぶ時は、100冊の概要を読んで、
その中から10冊程度決める事が多い。
どうやって、100冊もの概要を読むのかという事だが、
そこにも速読術の威力が発揮される。
2,3秒で、全ページをめくれば、大体どんな事が書いてあるのか
分かってしまうのである。
主要なキーワードや概念が飛び込んでくるので、
それを元に買うかどうか決める。
おかげで、くだらない本に当たった事がほとんど無い。
これだけのペースで読んでしまうので、
積んでおいた本がどんどん無くなってしまう。
そのため、時には20冊程度買う事もある。
文庫本でも20冊となると大変な量になるので、
店員に”本当に全部読むのか?”というような怪訝な目で見られてしまうのだが、
全部読んでます。心配しないでください。
でも、読書の醍醐味と言えば、やっぱり時間を気にせず、
ゆっくりと読む時である。
旅行をする時は、必ず船中泊を組み込む事にしているのだが、
そこでする読書は格別である。
見知らぬ空間で見知らぬ知識に出会う。
自分の心が未知のものと溶け合う感覚。
自分はその感覚が好きなのだろう。
だから、読書の時間はかけがえの無いものなのである。
投稿者 桜川 : 2005年03月04日 01:18
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