2005年08月24日
離島開発に移民の力を
居住の自由、移動の自由、
国際的に見れば、確保されていない国の方が多い。
今回はかなり堅い話。
ほとんどの人は知っているだろうとは思いますが、
日本は移民を受け入れていません。
日本に居住できるのは、基本的に日本国民であり、
もし、外国人が永住したいならば、
帰化しなければいけないという条件が掛かっています。
確かに、むやみに移民を受け入れると、
公共サービスの負担が増えるし、労働市場も混乱すると言う論は分かります。
しかし、労働力、納税者として移民を見た場合、
果たして全く受け入れないという判断は適当なのでしょうか?
全面的に受け入れるというのは、ほぼ不可能です。
でも、部分的に受け入れる余地は有るのではないでしょうか?
労働市場全体としてみれば、労働力は過剰気味ですが、
地域や職種で見れば、足りない部分は有ります。
その一例として、離島の労働力が挙げられると思います。
日本の社会そのものが、高齢化が進んでおり、
地方は、益々過疎化に拍車が掛かっていますが、
その両方の問題を抱えているのが、離島の労働市場だと思います。
観光地として維持できる離島を除けば、若年労働者の不足は、
かなり深刻な問題になっています。
だから、離島には移民を受け入れてもいいのではないでしょうか?
離島に移民を受け入れる事で、新しい文化が生まれるかもしれません。
文化の衝突という懸念は有りますが、
受け入れ環境をきちんと整備すれば、それほど懸念する事は無いと思います。
とにかく、部分的な実験もせずに懸念だけ先行させるのは間違っています。
日本社会の新たな活力として、社会に混乱をもたらさない程度の
移民政策は必要だと思います。
投稿者 桜川 : 2005年08月24日 23:12
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