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2005年10月17日

ブックレビュー:「交通事故のミステリー」江守一郎氏

交通事故は、当事者以外には、実際に起こった現象は分からないと思われている。
いや、時が経てば当事者でさえも細かい事など忘れてしまうかもしれない。
しかし、真実は存在する。

この本では、交通事故の鑑定人である著者がわずかな証拠から衝突地点・衝突態様等を
浮かびあがらせる方法を解説している。
自動車も、物理法則に従う物体なので、
科学的にかなり詳しい部分まで証明できる事については驚いた。

でも、一番目に付いたのは、人間は身勝手な主張をするものだという事。
もちろん、だからこそ鑑定人に頼るほどの裁判になっているわけだが、
自分の都合のいいように現実を捻じ曲げようとする事例には、情けないものを感じた。

とにかく、交通事故には様々な要因が絡むものだと感じた。
改めて、安全運転を心がけたくなる一冊だった。

投稿者 桜川 : 2005年10月17日 23:47

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