2005年11月06日
諦めない事
将棋会館で戦後初のプロ編入試験が行われたそうです。
多分、明日の朝刊はANA機の事件で一色になると思うので、
こっちにコメントしておきます。
詳しい事は、各ニュースサイトに載っていますのでそちらを参照して下さい。
挑戦したの瀬川さんは、26歳で年齢制限のために
一回退会(奨励会?)してから、35歳での挑戦。
ちなみに、この編入試験実施という特例が認められたのも
戦後初だそうです。
試験の内容は、トッププロと対戦して5戦3勝する事。
名だたるプロに勝ち越さなければいけない。
ここまでの時点で日本的閉鎖社会の縮図みたいなものを
感じてしまいますが、瀬川さんは3勝2敗で勝ち越し。
見事壁を突破したわけです。
一番感じるのは、その執念の凄まじさ。
ここまで来るのにはいろんな壁が有ったのでしょう。
棋士会の閉鎖性はもちろんの事として、
年齢的なものや、本業と両立させなければいけない難しさ、
プロに成れる可能性。
もちろん、好きだからここまで出来たのでしょうが、
その執念には驚くものがあります。
会社員を続けながら、編入試験の準備をしてきた訳ですからね。
かなり自分の想像が入ってますが、
人間の執念というものは、
悪夢を作り上げる事もあるけど、
こんな素晴らしいものを見せてくれる事もあるんだなと改めて感じました。
投稿者 桜川 : 2005年11月06日 20:59
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