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2005年11月12日

凄い・・・の一言。バイオ技術とデジタル技術の行き着く先

NHKスペシャル 立花隆 最前線報告
サイボーグ技術は人類を変える
を見た。(放送記録11月5日に情報が有ります。)
見終わった後、感想が多すぎて、何を書いたらいいのか分からなくなった。

話のあらましはこう。
脳神経の電気パルスの解明が進んできていて、
それと共にコンピュータ技術が発達した結果、
機械と人間の神経を直接繋げられる技術が研究されているという事。
そして、それがだんだんと応用段階に進んできていると言う事。

番組では、
義肢を筋肉に繋がっている神経でコントロールする話や
人工内耳等で聴覚等を復活させる話や、
脳に特定の電気パルスを送る事によって、
神経症(パーキンソン病等)の発作を抑える話や、
筋ジストロフィー患者(と思われる)が脳神経に電極を埋め込んでコンピュータを操作する話
を取り上げていた。
ここだけ見れば、大変素晴らしい技術だ。
だが、逆にこの技術が悪用されればどのような影響をもたらすのかは計り知れない、だから、極めて議論の必要な分野
だという締めで番組が終わった。

コンピュータ技術がここまで発達するとは誰も思わなかった様に、
この技術も果てしない発展可能性を持っている。

実はこの技術は4年程前から本格的に研究されてきていて、
科学雑誌等でたくさんの論文が上がっていたのを覚えている。

余談だが、日本のニュースメディアは何でこういう研究段階のものを
報道しないんだろうといつも疑問に思う。
まだ、現実に目に見えて普及している訳では無いから報道しづらいのは分かるが、
マスメディアだからこそ、分かりにくい問題を、分かりやすく議論の出来る問題に
変えて提供していく義務が有るのではないだろうか?
大体、分かりやすい話題を提供するのだったら、ブロガーでも出来ます。

話を元に戻す。
この技術は多くの善用の可能性と悪用の可能性を抱えている。
のみならず、最新の技術であるだけに、倫理観や価値観の問題が絡みつく。

やはり、ここは、個人の幸せを最優先する形で、
どこで歯止めを掛けるのかをしっかりと議論しなければ行けない技術なのだと思う。

決して一部の人間の金儲けや権力欲の為に使わせてはならない。
また、それによって誰かに不幸を与えるような事は有ってはならない。

それさえクリアできれば、素晴らしい可能性を持つ技術だと思う。
インターネットが社会を変革しているのと同様に、
この技術も社会を変革させていくのは間違いない。

参考:
SCI(サイ):立花さんが立ち上げたサイトらしいです。

投稿者 桜川 : 2005年11月12日 03:54

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