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2009年08月19日

皆既日食旅行記 in China 4日目後編~帰国

やっと帰ってこれました。


飛行機の欠航など経験した事が無いので、どうなる事やらと思っていたら、とりあえず構内バスが待っていて乗れとの事。
とにかく、ターミナルビルまで戻された。
完全に帰国便だったので、人数必要ないと踏んでいたらしく、いろんなところから返ってきた100人ぐらいのツアー客が居るのにガイドは一人。
勿論、ガイドは最後まで残る必要がある為、これ以降結構困る事が多かった。

搭乗口に戻って、通路を狭めているところで、再搭乗券みたいなものを渡された。
現地の航空会社の係員が、進め、進めという仕草をするので、ガイド待たなくても良いのかなと思いつつ、進む。
セキュリティチェックの通路が一列空けてあって逆戻り。
セキュリティゲートの電源を落としていなかったみたいで、人が近づく度に警報音がうるさく鳴っていた。

セキュリティゲートの先で、何やら航空会社の職員が説明してる(多分、中英日)のだが、遠すぎて全く聞こえず。
そのうちに止まっていた集団が動き出して、何やら、空港の職員にパスポートを見せているのが見えた。
どうやら、出国の取り消しの手続きしているんだなと分かり、どんなスタンプ押すんだろうとちょっと楽しみにしていたら、押されたのはシンプルに、"canceled"というスタンプを重ね押ししただけ。

取り消しの手続きが終わったところのロビーで、他のツアー会社の人達は集まって何やら説明を受けていた。そして、どんどんどこかへ歩いていく。
ガイドが居ないので動く訳にも行かず、待っていると、かなりの時間が経ってから、ガイドが追いついた。
ガイドの説明では、ホテルは航空会社が用意してくれるとの事。
もしかして、空港内に一泊か、とも想定していたので、少し安心した。

説明によると、航空会社が手配したバスに乗ってホテルまで行くとの事。指定された場所まで行くとバスが待っていた。
ガイドが乗れ乗れというので乗ったが、”ちょっと待て、この後の手続きどうするのか何も聞いてないぞ”と気がかりになりながらもバスは出発。
ガイドは、最後の人まで待たなければ行けないので空港に残る。

北京空港は、かなり郊外にあるので、ホテルまで高速道路を30分以上走った。で、かなり立派なホテルに到着。
後でフロントを見たら、四つ星が有ったので、四つ星ホテルという事らしい。内装もそれなりに豪華。
着いたのは良いのだが、それ以上の詳しい指示は受けていないのでここで待ちぼうけ。
てっきり、後続のバスで来るかと思っていたのだが、全然到着せず。
もしかして、他のホテルに分散したのか?という懸念も有ったので、国際電話対応の携帯を持っている人に代表で電話して貰う。
ホテルの案内図に100室くらいしか部屋がないのも気になった。
ガイドの返答としては、バスを待っていて相当遅れるから先にチェックインして良いとの事。どうやら、さっきの2台のバスが折り返し空港から残りの客を連れてくるらしい。

って、片道30分くらいかかったのだから、次の人達が来るまで1時間かかるって事か?と思いつつ、
指示されたとおりフロントでチェックインしようとすると、パスポートと搭乗券を見せろと英語で言うので、みんな用意して列に並ぶ。
で、自分の番が回ってきた時に、"double only"というので、なんの事かと思ったが、2人部屋って事かと思い当たり、"Two people?"と拙い英語で言うと、"Yes."と答えが返ってきた。
残ってたツアー客に”2人一組で入ってくれという事らしいです。”と告げて、自分は一緒に来ていた一人旅の人と同室する事にした。

チェックインを済ませてしばらくロビーにいると、食堂に行けば航空会社の負担で夕食が食べられるという情報を他のツアー客の人が持ってきてくれた。
夕食をどうするか考えていたところだったので、ちょうど良かった。
食堂に行くと、今日食べた朝食と同じような物が出てきた。まあ、ホテル側からしてみれば突然の来客だったのだから仕方がない。
こんな夜中に食べられただけでもOKだろう。
夕食を食べ終わるとちょうど折り返してきたバスが到着して第2陣が入ってきた。

着いた人達もあまりガイドに説明を聞いてなくて戸惑っているようだったので、チェックインの話と食事提供の話をして、自分は部屋へ。
行ったのだが、電気が付かないのでフロントに言いに行く。で、何とか伝わったらしく、係員を呼んでくれるとの事。
部屋まで行って、カードを差し込んでしばらく経つと、なんと電気がつく。なんか、カードの差し込み方の入れ間違いか何かで電気がついてなかったみたい。
部屋に来た係員にsorryと言って一件落着。
4つ星ホテルなので設備も色々揃っていたが、明日5時半集合という話なのでそのまま眠りに付いた。

-----5日目-----

集合時間5時半と聞いていたので、5時ちょっと過ぎくらいにロビーに行ったらぱらぱらとしか人が集まっていなかった。
聞いてみると、6時と聞いた人もいるらしい。
全くいい加減だなと思いつつ、バスが来たので乗り込む。
バスの車内には、運転手の趣味なのかテクノ・ダンス系の音楽が流れていた。
”朝っぱらから、それはどうよ”と思っていたら、やっぱりうるさかった人は多かったらしく、誰かが消しに行った。

人が集まらないので、結局6時過ぎになってから出発した。
高速を走っている時はちょうど日の出の時間できれいな朝焼けが見えた。
この太陽が二日前欠けたんだよなと思いつつ眺めていた。
まもなく空港に到着。ターミナルの看板で、台湾はともかく香港・マカオまで国際線ターミナルなのにちょっと驚いた。
イギリス・ポルトガル国籍に人が多いからだろうか?

昨日の便名はCA421だったのだが、今日はCA421Dに変更されていた。多分、今日正式な時間で出発する便名と区別する為だろう。
DはやっぱりDelayの略だろうか?
その後、チェックインカウンターが変更になったり、オリンピック歴代会長と再対面したり、昨日と搭乗口が全然別方向なので迷ったりと有ったが、とにかく普通に搭乗口に到着。
今日は、バスではなくターミナルビルからタラップで直に搭乗。左隣のうるさかった人は他の便に変えたのか、乗ってこなかった。
機内では英字新聞を貰って読んでいた。天気も晴れてるし大丈夫だよなと思う必要も無く無事に離陸。
3時間ほどで成田に到着した。

後は、普通に入国審査を受けて、荷物を受け取って税関を抜けて帰国完了。
新型インフルエンザに関しては注意喚起の紙を貰っただけだった。
日食ツアーという事で、いろんな機材をでかいトランクで持っていた人も多かったので、そういう人は税関で調べられたらしい。

とにかく、紆余曲折は多かったけれど無事帰国。
ツアー会社の対応にかなりの不備が有ったりトラブルに巻き込まれたりしましたが、皆既日食はほぼ完全に見られたし、トラブルも良い経験になったし、今となっては楽しい思い出ばかりの良い旅でした。
2012年11月14日にオーストラリア、2017年8月21日にアメリカで皆既日食なので、どっちかには、どうにかして行きたいなと、今から思ってます。
最後に、旅行で一緒になった皆様、お疲れさまでした、そして、色々ありがとうございました。

投稿者 桜川 : 2009年08月19日 21:37

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