« 取り扱い注意 | メイン | 夢オチ »

2005年07月14日

飼育委員

らいおんさんのところで、
コメントした件の真相。

その少年は、動物好きだったので、飼育委員をしていました。
いつも、朝の会が始まる前に餌をやりに行くのが日課でした。
鳥小屋の餌やりも、その日課の中に含まれていました。

鳥小屋の広さは、人が10人くらい入れる広さ。
扉は、二重になっていて、両方とも外鍵がついていました

少年がいつものように、鳥小屋の中に入って餌箱に餌を補充していると、
カタンという音がしました。
何の音か分からなかったので、そのままにして餌やりを続け、
鳥小屋を出ようとしたとき、
事件はもう起こってしまっている事に気付きました。

そう、鍵が掛かってしまっていたのです。

事件はすでに起きていたのです。

いつも、鳥小屋の餌やりと掃除を終わった後、両方の鍵を
締めなければいけないので、鍵を掛けやすい状態に
しておくのが癖になっていたため、
何かの衝撃で、外側の鍵が掛かってしまったようなのです。
つまり、その少年は閉じ込められてしまったのです。

しかし、その少年の頭の中に一番に浮かんできた思考は
”やった。これで一時間目休めるな”
というものでした。

少年が小鳥を眺めながら、ゆっくりと時間を過ごしていると、
結局、他の子供が先生を呼んできたらしく、
先生が鍵を開けて、
「大丈夫?」
と質問しました。

少年は、
”もう少しゆっくりしたかったなー。”
と心の中で思いながら、
「大丈夫。」
と答え、教室に歩いていきました。

現実的なのか、現実逃避的なのか分からない
その少年がどのような大人になるのか、
心配でたまりませんでした。

ps.
・・・って、こんな大人になってしまったんですけどね。

投稿者 桜川 : 2005年07月14日 01:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://active-space.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/105

コメント

コメント待ってます




保存しますか?