2005年07月21日
不幸の種
不幸な人間に手を差し伸べられる人は少ない。
でも、人間が不幸に陥る前に手を貸そうとする人間はもっと少ない。
いや、日常生活では自助努力という側面があるから、
それはお節介というものかもしれませんけど。
今回は病院の話です。
昔から、鼻詰まりがひどいので耳鼻科に行きたいとは思ってきました。
他の持病も有ったのですが、ほとんど解消し、
鼻詰まりだけが、最近目立つようになってきました。
で、耳鼻科を探したんです。
なるべく、通勤の途中で寄れるようなところを(ネット上で)探したんですけど、
場所は問題なくても、時間が・・・。
だって、遅くまでやっているところでも、平日の夕方6時まで。
寄れるわけ無いじゃないですか。
土曜もやっているところを探しても、どこも午前中のみで終わりです。
まるで、
仕事に行けるくらいだったら病院に来るな
とでも言ってるようです。
持病を抱えていたって仕事に追われつづけている人は一杯います。
むしろ、働いているからこそ、早め早めの治療が必要なのです。
その事を医療機関は全く無視しています。
急患で運び込まれた患者に、「手遅れです」と言わなければいけない事の遠因が、
そういう病院の体制に有るという事を、どれだけの医療関係者が認識しているのでしょうか?
個人的には、一、二割増しの料金を払ってでも、
仕事帰りに病院に寄りたいです。
午後の診療を2時間後ろにずらすとかするだけでも、
治療が必要なのに無視しつづけられている人に
医療が行き渡るようになると思うんですけどね。
(総合病院だと、手術とか治療で忙しいのは分かりますけど、
そういう部分を町の診療所が補完するべきだと思うんですよね)
これだけ便利になった世の中で、
医療へのアクセスが全く不便なのを見ると、
誰のための医療なのか
という根本を見直すべき必要があるような気がしてなりません。
投稿者 桜川 : 2005年07月21日 00:46
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