« 灼熱の大地に雨を虹を | メイン | 不幸の種 »

2005年07月19日

芸術性の崖

もし、あなたが崖の直前で立ち止まれるのならば、
あなたは、偉大な芸術家になれるだろう。
もし、立ち止まれなかったら
あなたは、を持って伝説になれるだろうか?
(今回、重い話なので、読みたくない人はスルーで)

ゆららさんのブログで、覚せい剤の件のエントリーが有ったので関連エントリーです。

基本的に自分は、芸術とかエンターテイメントというのは、
日常では感じる事の出来ない感覚や感情の共感
で成り立っていると思います。

だから、芸術家とかエンターテイナーというのは、普通の人ではない事が多いです。
精神的に日常的な感覚を超える事が芸術を生み出すうえで重要だと思います。
自分の内部でその回路を発現させる事が必要なのです。

基本的には、その回路の発現を待つしかないのですが、
強制的にその回路を発現させる方法が有ります。
それは、薬物です。

だから、芸術家は、一般の人よりも薬物使用という崖に近づき易いと言えると思います。
19世紀ごろ(だったと思います)、コカインが違法でなかったので、
たくさんの芸術家がそれで命を落としたそうです。

ですが、薬物に頼らなくても、脳内には、その回路を発現する機構が有るのです。
元々、薬物というのは、脳内ホルモンに類似させて作った物ですから。
純粋な脳内ホルモンこそが、その回路のみを純粋に発現させる事が出来るのです。


崖に落ちずに崖まで近づく。

芸術家は、その感覚が鋭敏でなければいけないと思います。
崖が認識できない暗闇の中では、立ち止まる事が必要なのです。

投稿者 桜川 : 2005年07月19日 00:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://active-space.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/111

このリストは、次のエントリーを参照しています: 芸術性の崖:

コメント

コメント待ってます




保存しますか?