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2005年09月29日

通貨供給量が減っているという話

少し前に、景気が回復しているのに通貨供給量が増えないと
日銀が嘆いていたような記事を見ましたが、
それは本当に嘆くべき事態なのでしょうか?

基本的には、景気が回復すれば決済の件数が増して、
それに伴い通貨の必要量も増える。
そして、物価上昇傾向になる。
というのが、経済のこれまでの常識だったわけですが、
今回はそういう事態が見られないようです。

景気が回復している以上、決済件数&金額は増えているのは間違いない訳なので、
換言すれば、これは決済金額が増えているのに通貨の必要性が無くなった
という事を意味します。

何がこの事態を引き起こしたのかと言えば、
電子決済に他なりません。
大企業間の決済には、電子決済が大幅に導入されていますし、
個人消費も電子決済の比率が高まっています。

だから、通貨供給量が減る傾向にあるのは、
むしろ当たり前だと自分は思います。

投稿者 桜川 : 2005年09月29日 23:18

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