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2006年09月02日

陰謀説への反論

はあちゅう主義で陰謀説なるものの存在を知ったので
反論をしておきます。

>ペンタゴンに衝突した航空機の残骸がみつからない。スタッフの数のわりに
>死亡者が少なすぎる。航空機が突入した割りに、被害が小さすぎる。

高速で衝突した物体は摩擦熱で融解するという現象が有ります。
死亡者数が少なすぎるのは、ペンタゴンが軍事施設だから災害時の為の
訓練を怠っていなかったという事が挙げられるのではないでしょうか?
それにペンタゴンは5角形の建物なので避難は容易です。

>消化活動に邪魔という理由での報道・救援作業の制止
>(報道に関して軍の検閲あり)

軍事施設なのだから報道規制は常時敷かれているはずです。
紛れて軍事機密を盗まれる事も考えられますからね。

>鉄の融点が摂氏1,482度なのに対し、
>ジェット燃料は最適条件下でも摂氏982度を超えることはない。

ジェット燃料だけが燃えていたのではありません。
ビルの中には可燃性の物がたくさん有るはずです。
大昔は木材のみで鉄を生産していたのですから融点を
超える事は不可能ではないでしょう。
(ちなみに、摂氏1,482度は純粋な鉄の融点です。)
それに、物体というのは、融点に達しなくても性質は変化します。
加えて、鉄筋コンクリート造りの場合、鉄とコンクリートで
重さを支えています。
ジェット機の荷重がかかった状態で火災により強度が落ちていれば、
崩壊も有り得る話でしょう。
崩れ方から見て、鉄材は大規模には融解していなかったように
思えます。

>犯人はイスラム教徒と決め付ける要因になったのは
>「車にコーランを残していた」という事実。

テロで有るならば、身元を隠そうとはしないのではないでしょうか?
ジハードを唱えながらわざわざ身元を隠すでしょうか?
それに、持っているコーランが一つとは限りません

>犯人たちの航空機操縦能力は旅客機操縦に耐え得れない

現代のジェット機にはGPSによる自動操縦装置が有ります。
機首を方角に向けて目標地点の座標を入れれば
難しい操縦をしなくても到達できるのではないでしょうか?
GPSの精度は5m前後。
大型のビルに対しては充分な精度だと思います。

>あれだけの大きなビルにしては被害者が少なくないか

事故発生から崩壊まで約一時間有ります。
ゆっくり歩いたとしても高さ411mのビルで
一階まで到達出来るでしょう。
事件の館内放送が流れてからすぐに避難した人の大半は
助かっているはずです。

>フセインまでも捕まえたアメリカが必死で探しているはずのビンラディンが見つからない

地元では住民に支持されているというのが強いと思います。
加えて山岳地帯。
車で広範囲を走り回るわけにも行かず住民は非協力的。
条件が違いすぎます。

>ユナイテッド93で、搭乗者が、携帯で家族に連絡をとれたのか
>(一度電波を集めるはずの山より高い場所で、携帯の電波はあるのか。)

通常より弱くなりますが、上空でも届きます。
でなければ、タワーマンションでは携帯が使えない事になります。

>NYQ33が貿易センターの番地らしく

実際の貿易センターの番地は違うらしいです。
それにアメリカの住所表記って、
"番地 ストリート名 市名 州名 Zipcode"
じゃなかったでしたっけ?


素人でもこれだけ反論材料が思いつくのですから、
陰謀説の信憑性は個人的にはかなり低いと思います。


でも、あの事件に関して、アメリカ政府に何か隠したい事が
有るのは確かでしょう。
冷戦時代には、アメリカだって反共産ゲリラやテロリストを
支援していた事が有りますから。

投稿者 桜川 : 2006年09月02日 23:45

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