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2009年05月05日

グアム旅行記-3日目-中盤

3日目前半からの続きです。


どうやら、お前が最初に飛び降りろという事らしい。
なんで、ちょっと練習してきた人達より、自分の方が先なんだ?
しかも、今回の旅で海入るの始めてなんだけど。
と、ちょっと躊躇した。
船の上から飛び降りるのも勿論初めてだったが、こんなところで立ち止まってもしょうがないので
意を決して海に飛び込む。

飛び込むと先に飛び込んでいたインストラクターがしっかり掴んでくれた。
そして浮き袋のエアーの調整をしていた。
で、すぐにレギュレーターの吸い口を渡された。
というか、練習もしてないのにいきなりそれか?
という疑問が頭の中に渦巻いていたがやるしかないので口に加えて吸ってみる
が、気持ちが焦っているので呼吸が浅く空気が入ってこない。
息が苦しいのでそれを合図で伝えると、もう一度水上に上がってやり直し。

ゆっくり深呼吸するように指示を受ける。
なんとか呼吸のコツが掴めてきたので、OKの合図をした。
最後に、唇締めないと空気が漏れやすいという注意を聞いて、再度潜水開始。
だいぶ水にも慣れたので気持ちも落ち着いてきたのが功を奏したのか、ゆっくり深呼吸できるようになってきた。
それを見て取ったのか、インストラクターが手を引いて、縄を伝って降りてこいとの合図。
アンカーロープを伝って、どんどん潜る。
とりあえず、アンカーのところまで着いたところで、ここに掴まってろという感じでインストラクターが離れていった。

少し、掴まったまま海を眺めていると、いつの間にか後ろから体験ダイビングの学生達が潜って近づいていた。
なるほど。自分はここで待ってて、体験ダイビングの客はもっと先まで行くのかな?
と思っていたら、そんな甘い訳はなく、
OKの合図を出したら、手を捕まれて付いてこいとの事。
しかし、ここまで来るまでにだいぶ慣れてきていたので、海の景色を眺めながら、付いていく。
インストラクターに捕まれていても、潮の流れで体が傾く。
海の中でも、潮の流れは結構強いんだなと驚く。

落ち着いて景色が見られるようになったので、
改めて、海の中の景色を見る。
果てしなく遠くまで色鮮やかな珊瑚礁が続く。
一回、グラスボートでも見た事があるし、前日に潜水艇でも見てるのだが、
やはり自分で体を動かしながら、眺めているのは趣が違う。
かなり行ったところで、ここに掴まってろといった感じで石珊瑚の固まりを掴まされる。
で、またインストラクターが後続を見に離れた。
と、ちょっと強い潮の流れが来たので、珊瑚を掴んでいる手に力を入れたら、
一部の珊瑚がはがれ落ちた。
こんなところで環境破壊してしまってごめんなさい。
わざとでは無いんで許してください。

後続の学生達も追いついたところで記念撮影。
一人づつ餌を渡されて、手に掴む。
少しづつ餌を手放すと、人に慣れてるらしい熱帯魚が寄ってくる。
かなり近づいてくるので、触れるかなと思って手を伸ばしてみるが、勿論素早く逃げられた。
水の中で魚より早く人間が動ける訳がない。

珊瑚礁の周りを遊泳しながら、一人づつインストラクターの水中カメラで撮影。
しかし、インストラクターは、年中海の中入ってるだけあって、さすがに良いカメラ持ってる。
確か、キャノンの一眼レフの防水仕様だった。
しばらく、そんな感じで景色を観賞した後、浮上開始。
インストラクターに手を引っ張られてゆっくり浮上していく。
潜水艇乗ってても思った事だけれど、やっぱり段々と海面に近づいて
光に満ちていく光景は、本当に神々しいとしか言いようがない。

そんな感じで感動していると、
「ここを掴め」
といった感じでインストラクターがはしごを叩いた。
もう、ボートについたのかと驚きながらはしごを登る。
これは後で思った事だけど、なんでインストラクターはあんな正確に船の位置把握出来たんだろう?
やっぱ経験のなせるわざなんだろうか?

水面から体を出した途端、急に重みがかかった。
そうか背中にボンベ背負ってるんだ、と思い出してはしごをしっかり掴み直し、ボートの甲板へ。
てな感じで、スヌーバとは名ばかりの体験ダイビング完了。
最初にボンベのところに座らせられた時にはどうなる事かと思ったが、とても良い経験になった。
いつか体験ダイビングをしてみたいと思っていたので、念願の達成になった。
願いってのは、変なところで叶う事も有るらしい。

海面ではシュノーケル組が泳いでいた。
しかし、小さい子供とかこんな沖で泳がして良いんだろうか?
と少し思いつつ、海を眺めていると、インストラクターの全員上がるようにとの指示で全員収容。
ボート甲板の簡易シャワーで順番に体を流して、バスタオルで体を拭く。
帰りも結構時間が有ったので、そのうちに体も乾いてしまった。
体が乾いてくると海風も心地良い。
どこも変わらない港の風景を見ながら、船着き場へ到着。

下船した後、インストラクターから、
「楽しかったですか?」
と言われたので、
「凄い面白かったです。
very,thank you.」
と答えた。
実際、めちゃくちゃ面白かった。
その際、ホテルの方にCD-Rに焼いて写真送っておくよと言われた。

帰りのバスは、みんな疲れているらしく眠っている人が多かった。
しかし、アルファベットだらけの光景も2日目ともなってくると違和感が無くなってくる。
行きと同じように、いろんな広告看板を見ていると、突然スコールが。
結構激しい雨だったが10分ほどで終了。
「へえ、熱帯性のスコールってこんな物か。」
と思う。
本当に局地的な物らしく、遠くの方で雨が降っている場所と降っていない場所が空の色で分かるくらい。
通り雨の時に見た事は有るけど、こんなにくっきりと空の色が分かれている光景は始めて見た。

程なく、ダイビングショップ到着。
ホテルは隣なので自分は徒歩で部屋に帰る。
シャワーを浴びて、少し部屋で休んだ後、観光路線バスに乗ってマイクロネシアモールへ。
結構観光向けだけじゃなく現地の人向けの店も多くてなかなか楽しかった。
なるほど、最近日本でも多い大規模SCってこういうところを真似したんだなと納得。

 その後、TwoLoversPointへ行く予定だったので、店を見るだけ見てTwoLoversPointの乗り口へ。
看板が日本語で書いて有るキオスクみたいな場所で、英語でやりとりするのも何か不思議な感じだったが、
とにかく、TwoLoversPointまでの往復チケットを入手。
しばらく待っているとTwoLoversPoint行きのバスが来たが、隣のレーンを通過していった。
通過する時、運転手が「Turn around」みたいな事を言ったので、3,4分待っているともう一周回ってきてバス到着。

観光地という事も有り、乗り込んだのは日本人ばかり。
何か、これでは国内旅行と変わらないと思いながら乗っていると、街から抜けてのどかな風景に。
なぜか、遠くに電線の無い電柱が野ざらしに一列に並んでいるのが見えた。
TwoLoversPointまでの道を付け替えたんだろうか?
しかし、必要なくなったら片づければいいのに野ざらしとは。

3日目後半に続く...

投稿者 桜川 : 2009年05月05日 20:17

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