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2009年05月06日
グアム旅行記-3日目-後半
グアム旅行記3日目中盤からの続き
TwoLoversPoint到着後、少し周りを散策していると、パッケージツアーのバスらしき物が到着した。
日本人っぽい人たちがいっぱい降りてきたので、少し近づいてみると、話しているのは中国語。
昨日ツアーで一緒になった台湾人が”台湾人”Tシャツ着てたのも何か分かる気がした。
で、展望台へ行く。
切り立った崖に半分突き出すように展望台が作られているので、確かに絶景。
なぜか、鋸山(千葉県)の事を思い出してしまった。
多分、崖の具合が似ているからだろう。
景色は全然違うけど(笑)
TwoLoversPointからタモン湾を見ると本当に弓なりの珊瑚礁湾。
西表島の月が浜も観光開発が進んでいたらこんな風になっていたのかなと複雑な気持ち。
個人的には西表はあれ以上開発が進んで貰いたくない。
しかし、中国人のカメラのかけ声って、
”イー、アル、サン”
なのかな?
そう聞こえた。
まあ、地方によって違いはあるのだろうけど。
そういえば、説明看板が5カ国語で書いてあったのを見た。
グアムが国際的な観光地だという事を思い知らされる。
一通り回り終えたので、バス乗り場に戻る。
改めて中国人達が乗ってきたバスを見ると、ずいぶんとごついバス。
アメリカっぽいなと思わず写真を撮ってしまった。
用が済んだので、観光路線バス停留所で待っていたが時間になっても路線バスが来ない。
そのうち、中国人客のツアーバスが出発した。
時間より先に行ってしまったのかな?と思い。
近くで、アイス屋台をやっている現地の人に聞いてみようかなと、言う文章を考えていると、
そのうちに路線バス到着。
乗り込む段になって、運転手が、"micro mall?"と聞き回っていた。
ここの路線バスは、マイクロモールとDFSギャラリア行きのバスが有るため、
行き先が合っているのかを聞いているのだろう。
自分はマイクロモールに始めから戻るつもりだったので、
もちろん、”micro mall”と答えて乗り込んだ。
来た時と同じ道を走る。
そういえば、来た時と同じ運転手。
時刻表を見るとちょうど往復の所要時間を+したように2地点の時刻が並んでいる。
なるほど、2地点を往復するように1台のバスで運行してるんだなと納得がいった。
マイクロモールに到着して、土産物を物色。
友達から、葉巻を頼まれていたので、とりあえず煙草・葉巻の店へ。
漫画と映画とかでしか葉巻を見た事が無かったので、紙巻きのまま並べていると思っていたのだが、
円筒形のアルミ筒の中に入っているのを始めて知った。
少し高いやつに決めて店の人を探す。
と、レジのところで二人とも何か世間話をしている。
話が途切れたら声をかけようと思ったが、グアムでもおばさんの世間話というのは止まらない物のようで、話が止まる気配がない。
しょうがないので、
"I would like to buy ciger."
と声をかけたら気づいてくれた。
葉巻売り場に行って、
"This please."
と言ったら、
ケースから取り出して、
"凄いねー"
とちょっとなまった日本語で話しかけてきたので、
"Friend's present."
と返した。
(よく考えたら、文章違うような気がする)
お金を払って、次は、1$ショップへ。
しかし、店の感じは100円ショップそっくり。
そう言えば、100円ショップって業態は、どこの国の人が最初に作ったのだろうか。
怪しいお菓子やら怪しいアクセサリーやらを物色していると、閉店するらしきアナウンスと、
それっぽい音楽が流れ始めた。
おいおいちょっと待ってくれよと思っていたら、店員が店じまいを始めた。
自分が居るのに気づいて終わるまで待ってくれたが、なんか嫌な顔をされた。
これはその時の戦利品
とにかく、用事が済んだので店の外に出ると、モール全体のショップが半数以上店じまいをしていた。
そういや、今日日曜日か。
と妙に納得しながら、バス乗り場へ。
ホテルまでの帰り道にKマートがあるので、今日もKマートに寄っていく。
マカダミアナッツやらお土産+明日の朝飯を物色。
日曜の夜ともあって観光客の人数は減っているらしく、
昨日とは打って変わってバスも普通に運行していたし、
渋滞もなくホテル前の停留所で降りる。
そう言えば、夕飯まだだったなと思って、ホテルのレストランを覗く。
が、値段が馬鹿高い。
最低$25~ってどういう事だ?
仕方がないので部屋に戻って、ガイドブックで近くの飯屋を探す。
そういや、こっち来て良い物食ってないなと思いながらめくっていると、回転寿司屋"大漁"発見。
外国の寿司屋って大丈夫かなと思ったが、板前が日本人のようなので大丈夫だろうと、店の方へ。
日曜の夜という事で80%くらい店が閉まっていた。
ちょっと、場所が分かりづらいところ(ブルーラグーンプラザ)に有ったが、何とか到着。
入っていくと、
”いらっしゃい”
と、オーナーっぽい日本人に声をかけられた。
年の頃は60過ぎぐらいだろうか。
どうやら、オーナー兼板前らしい。
現地人の従業員に席を案内されて、
"Which would you like to drink?"
と言われたので、
いつもの調子で、"お茶ください"と言ったら、従業員には日本語は通じないらしく、
いつまで経ってもお茶は出てこなかった。
オーナーが日本人なので日本語が通じるだろうと思ってしまったが、それは無いらしい。
しょうがないので、"Execuse me"と言って店員を呼び、
"Hot tea,please."と言ったら、すぐにお茶が出てきた。
板前の前の席には現地人らしき家族が座っていて、板前となにやら英語で話していた。
何を食べたらいいかという事らしい。
そのうち、板前が”カリフォルニアロール”をとりあえず勧めていたので、
家族達は何個か注文して食べていた。
なんで、カリフォルニアロールがアメリカ人に人気があるのかここに来るまで分からなかったが、
なるほど、そういや欧米人でも果物は生で食うんだなと。
だから、カリフォルニアロール(アボカド巻き)には抵抗がないんだと納得。
家族が店を出る時、子供が
"tip tip"と言って、1ドル札を何枚か親から貰って渡していた。
文化ってのは、こんなところから育まれるんだなと思った。
そのうち、板前さんから、"一人旅ですか?"と言われたので、
"一人です。"と答えると、色んな話をしてくれた。
昔から、一人旅をしていると、なぜかおじさん(まあ、自分も、もうおじさんと言われる年だが(笑))に
良く声をかけられる。
一人だから話しかけやすいのだろうか。
今回のおじさんも、色々話しを聞かせてくれたが、
なぜか最初ぐらいに、
"まさか、自殺とかしに来たんじゃ無いでしょうね?"
と聞かれた時には笑ってしまった。
板前さんの言う事には、
海外(南の島)に一人旅で来る中年の人が自殺する事件が結構有るんだとか。
そう言えば、八重山諸島行った時も、一人旅の客の自殺の話を聞いたし、
確かに、何かで深く落ち込んでいる人が南の島で幸せな家族連れとか見ると死にたくなるってのも
分からなくはない。
そういえば、波照間島では、観光客が観光客刺した事件も(10数年前くらいだったかな?)有ったし。
しかし、観光地とはいえ、そこは現地の人が生活している場所。
観光客の思惑でいざこざに巻き込むのは避けたいもんだ。
もしかしたら、前日の夜のCNNの特集が日本の自殺がテーマだったので、
それが板前さんの頭に有ったのかもしれない。
(ちなみになんでそんな特集をやっていたのかと言えば、公的資金注入企業の役員報酬を巡って、
アメリカのある議員が、そんな経営状況であれば、日本の経営者なら自殺するところだと言ったのと無関係ではないだろう)
ともかく、その回転寿司屋の板前は、
自分は40近くまでふらふらしていたから、こんな高齢になっても頑張らなきゃいけないんだよ
とか言う話をしてくれた。
確かに、40近くになって職人の世界に入っても、日本国内じゃ居づらい空気が有るのかもしれないなと、妙に納得した。
なるほど、日本から出て働くっていう生き方も有るんだなと。
帰り際、板前さんにチップを渡して会計を済ませ店を後にした。
ちなみに味の方は、板前さんには悪いけど、100円回転寿司をちょっと良くしたぐらい。
まあ、2$、3$なので、それ相応といったところ。
帰り道で、黒人が何かの宣伝ビラを渡していたので、貰ってみると、最終日にどこかで行こうと思っていた、射撃場のビラ。
ホテルに帰って検討すると、結構リーズナブルな値段。
明日、そこに行く事に決めて、今日も夜のCNN番組を見た。
相変わらず公的資金注入企業の役員報酬の問題で議員達が応酬していた。
体験ダイビングは出来たし、興味深い話も聞けたし、
今日一日、凄い満足な日だったなと満ち足りて眠りについた。
投稿者 桜川 : 2009年05月06日 21:38
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