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2009年05月07日

グアム旅行記-最終日-前半

グアム旅行記もいよいよ最終日です。

<最終日(3月23日)>

最終日は結構早く目が覚めたので、近頃日本はどうなっているんだろうと、
NHKの国際放送にチャンネルを合わせてニュースを見ていた。
いつもながらの朝のニュースだったが、突然、緊急ニュースが入ってきた。
なんと、成田空港で貨物機が墜落したらしい。
おいおい、今日、帰国なんだけどな。
しかし、一人旅をしているとなんか色々なイベントに恵まれる。
良くも悪くも。

そのうち、中継映像(というか監視カメラの映像)が入ってきた。
墜落したのはFedexの貨物機。
しかし、旅客機じゃなくて良かったなと思いつつも、結構すさまじい墜落に驚く。
この分だと滑走路閉鎖だなと思いつつ、朝飯(昨日のパンの残りとカロリーメイト)を食べる。
どうやら、強風に煽られて、滑走路をオーバーランしたらしい。
それ以上テレビを見続けても情報は入って来なさそうだったので、外へ。
まだ朝の8時頃だったので、ほとんど店は開いてなかった。

途中、昨日ビラを貰った射撃場の前で黒人が相変わらず勧誘していた。
良いタイミングかなと思って、ビラを見せて、
"I want to do."と言うと、
"My boss hasn't come yet. "と言ったので、
"I will back here."と言って、もう少し道を歩いた。

ABC-MART(靴屋では無く、ちょっとしたコンビニ+αみたいな店)が開いていたので、お土産を物色。
していたのだが、めぼしい物は見つからなかった。
しかし、グアムに来てから凄く思うのだが、消費文化は日本とほとんど変わらないだけに、
お土産として物珍しいものがほとんど見つからない。
物珍しいものと言えば、日本の文化からすれば大きすぎる物ばかり。
(だからこそ、日本に入ってきていないのだろうが。)
まあ、毎日色々遊び回ってるから時間がないというのも有るのだが、
今回の旅で一番困ったのがこのお土産選び。
結局、ABC-MARTでは飲み物だけ買って店を後にする。

で、道を戻っていると、さっきの黒人が3階の射撃場の窓から首を出して、
勧誘をしていた。
こちらの姿を認めると、"come'on"と叫んだので、
無視する訳にも行かず、苦笑して射撃場への階段を登っていった。
建物に入るとフロアには黒人一人。
入るとすぐに電話でオーナーを呼び出していた。

オーナーが来るまで黒人の人はそこらに飾られている銃の説明をしてくれた。
リボルバー、オートマティック、ショットガン、ライフル等。
そのうち、ショットガンを構えて、"ターミネーター、知ってる?"と片言で言われたので、
"Yes.Yes."と答えると、
"I'll be back."とポーズを取ってた。

程なくしてオーナー到着。
どれのコースにしますかとビラの2,3倍の価格のコースを見せられたので、
昨日黒人に貰ったビラを見せて、このコースにしてくださいと、65$のコースを指さした。
オーナーはしぶしぶ、"じゃあ、そのコースで"と言った。
もう70$くらいしかドル札が残っていなかったので、
"円で払えますか"と言うと、
"大丈夫です"と言うので、
7000円(当時1$=95円くらい)を渡すと、
"今、1$=90円だから、63$。後2$分足りませんね。"
と妙な計算をしてきた。
(注:当時の為替レートだと7000円は73$くらい)

絶対、わざと間違った計算したろ、と思いつつも、
ま、負けて貰った後だし、こういうところの為替レートは言い値になるのが普通なので、
突っ込むのは止めて2$追加で払った。

支払いが終わると、黒人が射撃場内に入って準備をしていた。
その間、フロア内を見ると、自動小銃やら、マシンガンやら、なんか携行武器のオンパレード。
絶対、日本じゃあり得ない光景だなとか思っていると、射撃場のドアが開き、
黒人が弾の入っていない拳銃を持ってきた。
そして、その拳銃で何種類かの持ち方を教わってから射撃場の中へ。

入ると、まず始めに黒人のインストラクターが使用する種類の銃の弾丸を並べ始めた。
しかし、色んな種類の弾丸が有るんだなと少し感心する。
(まあ、口径も違うし、構造も違うので当たり前と言えば当たり前だが)
一番小さい口径の弾丸を詰めて渡して貰ったので、構えてみる。

で、引き金を引いてみるが発射しない。
"CP外して"と言われたがモデルガンもあんまり扱った事が無いので、何の事かと思っていたら、
引き金のロックを外してくれた。
ところでCPって何の略だろう?
とにかく、引き金を引いてみると簡単に弾が発射。
(当たり前だけど)
9ミリなので、思ったより反動もなく、バシバシと打つ。

弾が無くなったところで22口径の銃とチェンジ。
ここからはマガジンの弾を込めるところからやらせて貰えた。
ロックを外して、銃を構えようとした時先に引き金に指をかけてしまって弾丸が発射されてしまった。
今考えてみると、かなり危ない事をした。
銃口が正面向いてなかったらどうなった事やら。

インストラクターも慌てていて、
ちゃんと構えるまで引き金には手を掛けないようと厳しく注意を受けた。
だいぶ慣れてきたので、リズム良く撃ち込んでいく。
しかし、拳銃って簡単に撃ててしまう物なんだなと撃ちながら怖さを感じた。
日本に住んでて良かったなと。

22口径のマガジン式の銃を撃ち終わったので、次は35(3?)口径のリボルバー。
一発目撃ってすぐに分かったが、かなりの反動。
さすがにこの口径になると違うもんだなと驚く。
リボルバーは6発装填なのですぐに撃ち終わり、次は44口径のリボルバー。

撃った途端、これまでにない反動。
44口径だもんな。
流石にこんなでっかい鉛玉で撃たれたら即死するよな。
とか思いながら撃つ。
(あとで調べた事だけど、一般民間射撃場用の再装填弾はこれでも威力を弱めてるそうで、
工場で装填したばかりの弾は44口径用だと火花が1m弱出るそうな。)

そういえば、撃ってる間中、インストラクターの黒人が、
"ヒトゴロシー"とか、"ヤクザー"とか、"ヤマグチグミー"とか、
片言の日本語で合いの手を入れてくるので、
不謹慎だが、なんか笑ってしまった。
ちなみに、インストラクターは
"当たった、当たった"とか言ってるのだが、
自分としてはどこに当たっているのかあまり分からなかった。

で打ち終わったので、次は22口径、オートマティック-ベレッタにチェンジ。
"USPoliceね"と言っていたので、アメリカの警官の標準装備らしい。
なるほど、それでバイオハザード(ゲーム)の主要キャラの標準装備になってるんだ、
と妙に納得しながら撃つ。
22ミリ口径のはずだが、35口径リボルバーと同じかそれ以上の反動。
なるほど、これがオートマティック銃の反動かと思いながら撃つ。
オートマティック銃は自動装填に必要な分だけ銃が上を向いてるように感じるので、
上の方を狙うようにと言われていたので、少し上の方を狙う。
インストラクターの人は終始(おだててるのか分からないが)、
"うまい、うまい"と言ってくれた。

ベレッタを打ち終わると、ショットガンの登場。
ターミネータでの決めゼリフ、
"I'll be back."と言いながら持ってきた。
ショットガンだけ有って装填する弾もビッグサイズ。
もちろん、構え方が違うので、教わったとおり構えてみたのだが、
少し肩の位置を直された。

で、引き金を引く。
もっと、衝撃が有ると思ったのだが、
肩でちゃんとホールドしているからなのか、思ったほどではなかった。
で、リロードする。
その時に思ったのだが、結構砲身って長いんだなと。
ショットガンぐらいの口径になってくるとやっぱこれだけ必要なのかな。
それとも、命中率を上げるためには砲身が長い方が有利なんだろうか?
ともかく撃つ。
というか、ショットガンなので命中も何もないのだが(笑)

最後に、銃弾の入ってない二丁の拳銃で、二丁拳銃のポーズを撮って貰った。
(これはサービスらしい)
で、終了。
射撃場から出たところで、インストラクターの人が標的の紙を取って渡してくれた。
遠くからでは良く分からなかったが、結構弾丸は当たっていた。
インストラクターの人も(何を基準にしているのだが分からないが)、
台紙にA+とランクを書いてくれた。

その後、撃った銃弾の空薬莢を袋に詰めて
"プレゼント"と言って手渡してきた。
いや、プレゼントって・・・。
"No,thank you."
と言って断ろうとしたのだが、
"持ってけ、持ってけ"
と、強引に手渡されたので仕方なく受け取る。
まあ、グアム出るまでは持っていても違法ではないのだけれど。

その時、"明日もまた来たくなるよ"とか言ってた。
今日、帰国なんだけどw

最終日後半に続く...

投稿者 桜川 : 2009年05月07日 21:51

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