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2009年08月11日

皆既日食旅行記 in China 2日目後編

皆既日食旅行記 in China 2日目後編です。

(前編からの続き)

出てきた料理は、まあまあいける料理。でも、後から言われて思った事だけれど、川魚が泥臭いのは気になった。
青島ビールが一本30元。良い商売してるなと思いつつ支払う。
(ちなみに普通の店なら10元=150円くらいで買えるはず)
何のスジ肉だか分からない肉も普通に食べられた。

烏鎮を後にして杭州へ出発。また、田園風景を見ながら走る。
途中川を荷物を満載したバラ積み船が流れていくのを見た。
というか、テニスコート一面の大きさがあろうかという船の甲板から喫水線までが人間の膝くらいの高さしかないのを見ると、
”沈んでいるんじゃないのか”と疑ってしまう。

そんな感じで風景を眺めているうちに杭州到着。西湖遊覧船の船着き場に行く。
西湖は内径3,4kmくらいの結構大きな湖。東岸に杭州の市街地が有って他の岸は丘か山になっているというロケーション。
なかなか見晴らしが良かった。湖の水が泥水色している事を除けば。
(しかし、なんで中国の川とか湖はどこも波とか立っていないにもかかわらず泥水色しているんだろう?)

時折、湖面で冷やされた涼しい風が吹いてくると心地良かった。湖の真ん中には小島があって、昔の偉い人が整備した離宮があるらしい。
しかし、遊覧しながらその小島を眺めていると、島の周囲は見事に丸い感じ。もしかして、半分以上埋め立てとかで造成したんだろうか。
空を見ると西の方から雲が流れてきていたので、この時から明日の天候に対して嫌な予感はしていた。

遊覧を終えてから、書道・印刻の専門家集団の西令印社の建物を見学。で、見学して何が有るのかなと思っていたら、土産物屋が出現。
まあ、こういうものには残念ながら興味が無いので、自分はすぐに出てきた。
が、外は暑い。もう少し、中で涼んでおけば良かったと思ったが、戻る訳にもいかず、ガイドの指示を待ってバスに戻った。

その時、中庭にあった亀。

その後、明日の日食場所の下見。
明日来るんだから下見なんかいらないよと行っている人も居たが、ガイドの後をぞろぞろと付いていく。
と、先頭のガイドが道を間違えたらしく道を引き返す。
他の道に入り、大きな広場に出たところでここが明日の観測場所だと告げられる。
明日もこの天気が続いてくれると良いんだけどと願いながら場所を後にする。

そして、夕食のレストランへ。
夕食は、豚の角煮らしきものも出てきたし、なかなかおいしかった。
ただ、この時も川魚が出てきてやっぱり食えないって人もいたらしい。
ビールは相変わらず30元。しかし、持ってくるビールの銘柄が個々に違うのは、さすが中国と言ったところだろうか。
そういう事は気にしないらしい
明日の天候が良い事を祈って、みんなで乾杯をした。

泊まるホテルに着いてから、街を見てみたかったので、2,3人で連れ立って外に出た。
コンビニが15分のところくらいに有るという事だったので、そこまで歩いていく事にした。
街に出ると、日没後の街に大勢繰り出していて、露店も始まっていた。
なるほど、日中の暑さが厳しい街では、日没後に本当の街の活気が始まるのかもな、と思いつつ、騒がしい街を進む。
泊まったホテルは、どうやらバスターミナルも兼ねているらしく、待合室やらおみやげ物ややらが並んでいた。
もう夜中近かったので、全てしまっていたけれど。

歩道を歩いているつもりで二輪車用の道を歩いていたのでクラクションを鳴らされた。
というか、少しでも進路を狭めようものならすぐにクラクションを鳴らされる。まるで、二輪車の方が偉いとでも言わんばかり。
青信号だったので交差点の横断歩道を歩き始めたのだが、右折車両が容赦なく突っ込んでくる。
立ち止まろうものなら、すぐに轢かれるぐらいの間隔しか空けない。危険だとは聞いていたが、これはかなり危険。
しかも、歩行者用信号のカウントダウンが始まった時にはちょっと笑えた。

歩道にはレンタサイクルが並んでいた。
どうも、そういうカードがあって、それを機械に提示すれば使えるようになっているらしい。
しかし、二輪車専用道が有るので分かるとおり、自転車とバイクが多い。
かなり目に付いたのが、勝手に電動化した電動自転車が多いという事。なんか、街を見ていると、改造してくれる自転車屋が有る様子。
というか時速40kmくらい出るらしいから、日本で言う電動自転車じゃなくて電動スクーターに近いのだけれども。
なんか店先に卓を出して、中国将棋をやりながら飯食ってる人達が居て、中国らしいなと思った。

そんなこんなでコンビニ到着。
さすがに、コンビニの態をなしているだけ有って、普通に飲食物有り、お菓子有りのコンビニ。
但し、品揃えは少ない。
適当に見繕って、お茶と上海グリコのプリッツを買う。レジで要(ヤオ)~ま(中国の漢字(日本語に無い))と言われたので、
ビニール袋の事だろうと思って、要(ヤオ)とだけ答えると、案の定ビニール袋が出てきた。
しかし、やっぱり中国の一般の店は物価が安い。コンビニでさえ、10元(150円)を超える商品は酒ぐらいしかなかった。

帰り道も、街を観察しながら歩く。
途中、30元とか40元とか書いてあるボロボロの宿が有ったのを見かけた。もっとも、そう言うところは決して外国人を受け入れないらしいけど。
やはり交差点では、容赦なくトラックまで突っ込んでくる。横断歩道に人間が居ようが早足でわたりきるの前提で飛び込んでくるのは怖いものが有る。
ホテルの前に帰ってきた時にはむしろこれからが稼ぎどきという感じで露店が増えていた。

部屋に戻り、シャワーを浴びた。シャワーのお湯の調節が凄く微妙で、すぐ熱湯になったり水になったりするのは凄く困った。
明日の集合時間も早いので、少し現地のテレビを見た後、明日晴れる事を祈って眠りについた。

投稿者 桜川 : 2009年08月11日 00:35

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