手術受けてきました

とはいえ、本格的な手術は初めてだし、
全身麻酔使う手術と聞いたので、結構不安がありました。
ですが、手術後の痛みも思ったほどではなかったし、
ほぼ事前に聞いていた通りの術後のスケジュールで、全く問題なかったです。
まあ、麻酔と痛み止めがしっかり効いているから痛みが軽いのは当たり前かもしれませんが。
（そういえば、これまで一番痛かったのは虫歯菌が神経に入ったときの痛みかなと。
  あれは本当に他の感覚がすべて遮断されるほどの痛みです。）

しかし、全身麻酔、本当に良く効くもんなんだなと。
手術台に乗せられてから、麻酔医にマスクかぶせられて
「じゃあ、大きく息吸いましょうか」
と言われて、息吸い込んだとたんから、意識が飛んでしまった。
本当に一瞬で。
で、意識が戻ったのは、手術が終わって、
病室用のベットに移しかえられてから、麻酔医に起こされた時。
良くドラマとかで麻酔かけられて一瞬で意識失うシーン見るけど、
あれ、嘘ではないんだなと。

（後で、親から麻酔が覚めるまでどのくらいかかったと聞かれましたが、
  意識失っている状態で時間の経過をどう認識しろと・・・）

手術の順番は後の方だったので、手術が終わって病室に戻ってきたのが
１１時過ぎ。
だったのですが、麻酔の覚め具合がよかったらしく、
１２時過ぎには、昼食食べます？と看護師から勧められた。
え？もういいのかな（もしかして冗談？）と思いつつ、看護師に先導されて、
テラス席で病院の用意してくれた昼食を食べました。
手術から２時間も経っていないので、傷が塞がっているわけも無く、
鼻血をだらだら垂らしながら。
しかし、よく言われるけど、自分、どんな状況でも飯だけは食えるんだなと。

その後も容態は安定していたので、予約しておいたホテルへ。
日帰り手術とはいえ、病院の近くに住んでいない人は近くのホテルに泊まってもらうというのが、病院の方針。
まあ、まだまだ傷痕から出血が止まらず（結構切ってるんだから半日で止まるはず無いんだけれど）、
患者側としても心配なので、当然の措置だと思います。

ホテルに帰ってからも、とても食欲があって、いつも以上に飯を食ってしまった。
で、飯を食うと、血行が良くなるのか、決まって出血の量が増える。

鼻に詰め物をしているため、ほとんど鼻で息が出来ない状態での就寝だったが、
元々花粉症とかが凄いときはこんなもんなので違和感なく熟睡。
しかし、いつでも水分が取れるというのはありがたい事なんだなと実感。

翌日起きて朝食を食べていると、格段に出血の量が減っている事に気づく。
やっぱ、人間の回復力ってすばらしい。
ほとんど出血の状態も問題ないレベルになったので、帰宅。

２、３日は思い出したように血が出たりしたけれど、それ以降は落ち着く。
自分自身は、詰め物をして完全に鼻が塞がっているので、
かなり声が変わっているように聞こえるのだけれど、
弟にそんなに変わっていないと言われたのは、ちょっとショックでした（笑
そうか、いつもそんなに鼻が詰まっていたんだなと。

その後は、極めて経過は順調。
４週間は、力仕事とか、本格的な運動とか、飛行機乗るとか、飲酒するとか
（つまり、血圧が上がって出血のリスクが上がる行為）はするなという言いつけは
厳に守っています。

総括して、今回、一番つらかったのは、手術時に胃が空になっていなければいけないので、
手術前の夜から、絶飲食だったことかも（笑
絶食の方はいいのですが、飲み物で許されたのが、早朝のコップ一杯だけというのが、
かなり辛かったです。

で昨日、止血のために入れていた詰め物を取ってもらいました。
事前に、痛いとは聞いていました。
簡単な局所麻酔してくれたとはいえ、本当に、今回一番痛かった処置がこの処置でした。
ですが、その処置の後は、本当に鼻の通りが抜群に良いです。
これまで、鼻だけで深呼吸などした覚えが無いんですが、
そんなことも出来てしまうんだなと。
いや、それが普通なんでしょうけど。

完全に安定するのはもう一週間かかるという事ですが、
それからのボーカルトレーニングが楽しみです。