25日、26日の日程でサンフランシスコで行われたgoogle I/O 2014。
そのビデオ配信が
https://www.google.com/events/io/io14videos
で行われているので、主立ったセッション見てました。
全体的な感想としては、
ようやく、Android OS、iOSに追いついたなということ。
個人的には、WWDC(Appleの開発者会議)で、スマートフォンのさらなる進化の姿を
見たかったのですが、iOSは、ほぼ予想通りの機能拡張にとどまりました。
その結果、やはり、追いついたという表現がぴったりきます。
であるならば、世界市場でのAndroidの勢いは止まらないでしょう。
これからもスマートフォンの進化を見たいからAppleの反撃を期待していたのですが、
残念です。
今年中の世界市場でのシェア争いでAndroid優位は変わらないでしょう。
Windows95が発売された頃と同じ空気を感じます。(年がばれる(笑))
以下、興味深いトピックスについてコメントを。
・Android L のバージョン番号は、4.5か5.0か?
明言しなかったということは、まだ決まっていないという事が推測されます。
iOSとの対抗上5.0になるのでは?
・Android Wearとの連携
もちろん、発表されると思ってましたが、
驚いたのは、スマートフォンとウェアラブルデバイスとの通信が、
インテントとノーティフィケーションを使用して出来ること。
簡単に言うと、アプリ間通信と同じ感覚で機器間通信が出来るということ。
昔から、なんでイベント通信ではなくインテントとかいう概念を
わざわざ作ったのかなと疑問に思っていましたが、これの為だったのか。
最初からこれを考えていたのであれば、先見の明、有りすぎです。
・Android ART(デフォルト仮想マシンの切替)
根本的に仮想マシンの性能を上げるには、全面切替が妥当ということなんでしょう。
たぶん、こういう切替の常として、まだ不安定だと予想されるので、
正式リリースまでに開発チームには頑張って欲しいです。
・100ドル以下のAndroid端末
既に実売で150ドルを切るAndroid端末は存在しますが、
最初から100ドルを切るというのはインパクトが強いです。
途上国市場で、iOSが足場を築くことは相当苦しくなるでしょう。
・Androidアプリ on Chrome book
日本市場へのChrome bookの投入が正式発表されました。
どれくらい普及するか予想が付きませんが、
名実ともにAppleとほとんどの分野で競合することになるわけです。
(狙っているユーザー層は違いますが)
Androidアプリが、多少の手直しでChromeOSで動くというのも、
開発者として大変興味深い話です。
全体として、発表された新機能のレベルはiOSとAndroid OSであまり変わらなかったものの、
去年からの伸びが大きい分だけAndroid OSの方が進化しているように見えたというところなのでしょう。
感想はここまで。
さあ、これから市販までは開発者の仕事です。
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