結論としては、今回の地震で停止してしまって復旧中の火力発電所の
再稼働が始まれば、春の間はなんとかなるというところ。
しかし、最近の夏の最大電力需要は6100万kw近辺です。
福島の原子力発電所が全て動かないとなると供給力は5331万kw。
需給ギャップは800万kw近く。
しかも、発電所の電力設備容量は、定期点検や諸々の要因が有って
100%稼働できるわけではないので、もっと足りなくなると思われます。
今年の夏に関しては、昼間の工場操業の停止など相当の電力抑制政策が必要でしょう。
首都機能の一時移転なども検討するべきだと考えます。
福島第二原発だけでも再稼働できれば幾分和らぎますが、
今の状況を考えれば、住民の反対等で、それすら難しいのではないでしょうか?
関東外に拠点・営業所を移せる企業に関しては一時的に移転するのが
正解だと思います。
以下、まとめたデータです。
千葉火力 288万kw
五井火力 189万kw
姉崎火力 360万kw
袖ヶ浦火力 360万kw
富津火力 504万kw
横須賀火力 227万kw
川崎火力 150万kw
横浜火力 333万kw
南横浜火力 115万kw
東扇島火力 200万kw/100万kw停止中
鹿島火力 440万kw/320万kw停止中
大井火力 105万kw
広野火力 380万kw/160万kw停止中
品川火力 114万kw
常陸那珂火力 100万kw/100万kw停止中
火力計 3865万kw
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福島第一原子力 468万kw
福島第二原子力 440万kw
柏崎刈羽原子力 821万kw
原子力計 1729万kw
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安曇発電所 62万kw
新高瀬川発電所 128万kw
玉原発電所 120万kw
塩原発電所 90万kw
鬼怒川発電所 13万kw
今市発電所 105万kw
葛野川発電所 80万kw(→160万kw(建設中))
神流川発電所 47万kw(→282万kw(建設中))
水力計 645万kw
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1.合計 6239万kw
2.合計-福島原子力 5331万kw
3.2-停止中火力 4651万kw
※変電所
新信濃変電所 60万kW
佐久間周波数変換所 30万kW
東清水変電所 30万kW
変電所計 120万kw
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※10万kw以下の設備を除く
※東京電力HPとwikipediaより収集
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