ダイヤモンド社「7つの習慣」--スティーブン・R・コヴィー著
twitterで期間限定無料配信の情報が回っていたので読んでみました。
読んでいる間に度々思ったことは、
成功哲学にあまり触れたことの無い人にこそ読んでほしい
という事です。
一つ、一つの習慣は色々な成功哲学本(特に古典的名著)で書かれている事なのですが、
満遍なく全てをカバーしていると言っていいでしょう。
つまり、成功哲学の各分野を総合したものと感じました。
しかも、分かりやすい。
(まあ、ちょっと都合の良い例ばかり挙げているというきらいは有りますが)
そういうまとめ方なので、これまで成功哲学の書籍を漁ってきた人も、
自分自身の習慣のチェックリストとしても使えるでしょう。
実践の方法も例示されていますしね。
個人的には、第五の習慣--理解してから理解される--の面が
弱点だなと思いました。
どうしても経験が積み上がってくると、他人の感情とか感覚も
その経験から判断してしまうって事が多くなってしまいますからね。
また、引用されている名言のクオリティが全体的に高い
というのも感じました。
全体を貫いている思想は東洋系の思想に近く、
つまり、根っこ(人格)の部分から枝葉(テクニック)の部分までバランスよく
成長させなければいけないという考え方なので、
日本人には納得しやすいのではないでしょうか。
少なくとも、自分には納得しやすいと感じました。
始めに書きましたが、成功哲学にあまり触れたことの無い人にこそ、
強くお勧めできます。
読む機会を与えていただいたダイヤモンド社、
および、フランクリン・コヴィー・ジャパンに感謝します。
未来の成功者が益々増えることを祈ります。
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