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2009年12月31日

本年もご支援ありがとうございました

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今年も無事一年を過ごす事が出来ました。
皆さんのご支援、本当に感謝しています。

個人的に、今年最大のイベントとしては、
やはり、皆既日食を見られた事ですね。

本当に全身で感じられる現象で、
現地で見られてとても良かったです。
見られなかった観測地は多いらしく、
今年の半分くらいの運をあそこで使い果たしたかもしれません(笑

本業が結構楽しく・充実していた&勉強する事も多かったので、
その他の活動がおろそかになったのはちょっと反省事項ですね。
しかし、最後に一曲仕上げられたし、
Webシステムの試作もリリースできない段階だから
公開できなかったわけで、しっかり実力を蓄えるという意味では
まあ、(大目に見て(笑))ぎりぎり合格点というところでしょうか。

投資成績の方も今年はプラスで、(と言っても、リーマンショックの穴は埋められていませんが)
こちらは満足行く結果でした。
海外旅行も2回行ってきて、色々アイディアの種も拾えたのは良かったです。

去年の暮れから今年の暮れは営業の人の話を聞いていても本当に
経済が厳しい時期で、そういう時期に自分のやりたい仕事が出来ているのは
本当に幸せなことです。

来年は、虎年ということで、力の限り活動する一年にしたいと思います。
勿論、年明けに十大ニュース予測やります。
それでは良いお年を。

投稿者 桜川 : 15:00 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月29日

年末という事で

いろんなところで、十大ニュースやらランキングを
発表していますね。

しかし、Yahoo!検索ワードの人名別ランキングって、
芸能人とか凄い気にするんだろうな。

投稿者 桜川 : 15:44 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月27日

WIREDピックアップ

久しぶりにピックアップです。

やはり、久しぶりに見ると面白いネタが多いですね。

「科学を視覚化」動画の優秀作品10選

今はコンピュータ上でのシミュレートの精度が
品質とか開発速度を決めるようになっていますからね。
しかし、PC上での画像処理の進化の速度はすさまじいです。

紙飛行機で宇宙をめざす戸田拓夫氏

無重力状態でも紙飛行機は飛ぶんですね。
というか、無重力状態だから揚力は必要ないのか(笑
その他にも色々面白い実験をしています。

YouTubeの注目音楽:コミュニティー責任者が選定

世の中にはクリエイティブな人もいるもんだなと思います。
音楽には元々ジャンル なんて必要ないものですからね。

「忘れた記憶」も脳には存続:実験で実証

多分、ほとんどの記憶って、脳のどこかに保管されているんでしょうね。
なぜなら、ふとした時にどうでもよい昔の事を思い出したりしますから。
最近脳科学が盛んですけど、良い記憶術というのも新たに開発されているんでしょうか?

世界最古、本物の「コンピューター・バグ」の写真

バグと言われるゆえんがここに有るとは聞いていましたが、
本物の写真は始めて見ました。
今でも、蚊とかで回路がショートするとか有るんでしょうか?

低価格で有望な「薄膜太陽電池」:大規模契約続く

薄膜太陽電池は効率は悪いながらも、その低価格性でシェアを伸ばしています。
現在のコストパフォーマンスはどのくらいなのでしょうか?
世界中の砂漠に、太陽電池が敷かれる未来を望みたいですね。

レーザーで脱・増毛、ボツリヌスで皺とり:家庭向け市場が急成長

家庭にレーザーを持ち込むのはどうかと思いますが、
使い方によっては危険という物も家庭にはたくさん有りますからね。
個人的には 毛穴 にレーザーはなんか怖いです
ボツリヌス菌は最強の毒性を持つと言われる菌です。
しかし、人間は何でも利用してしまう物なんですね。

「感覚遮断」で幻覚出現:情報源の判断エラー説

実は一回だけ感覚遮断実験、受けてみたいんですよね。
どんな幻覚が見えるのか興味があります。
コントロールされていない瞑想みたいなものなんでしょうか?

「ロボットろば」が人間に:新作ロボ『ペットマン』の動画

アメリカのロボット産業には軍事予算が入りますからね。
うかうかしてるとコンピュータ業界と同じように
2足歩行ロボット業界も主流をアメリカに持って行かれるかも。

「ころがして操作するラジオ」や携帯用レーダー:近未来機器のイベント

こういう未来を感じさせるデバイスは、
なんかかっこいいですね。
体内埋め込みのアンテナは、重病者や要介護者に使われるようになるんでしょうか。
倫理的な問題は有りますが。

投稿者 桜川 : 19:50 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月20日

もし、100万円ショップが有ったら3

続きです。
100万円ショップ。こうして調べてみるとなかなかバラエティ豊かですね。

中華の門

門、です。
ちょっとお高い中華飯店で見るこういう門って
結構高価な物なんですね。
やはり手作業の工芸品となるとこういう値段に。

ベーカリーシステム

業務用、ですね。一般家庭にあったら驚きます。
しかし、焼き上がった時のパンって、
なんであんなに美味しそうな香りがするんでしょうね。

ウォーターベッド

しかし、ベッドとかって使ってみないと分からないというのが有りますからね。
寝具にこだわったホテルとか、試し客が来たりするんでしょうか?

振り子時計

もし、豪邸に住む事になったら、個人的に絶対に揃えるだろう物がこの振り子時計。
からくり時計は、なんか機械好きにはたまらないですよね。
しかし、今は振り子時計も電波式とか有るんですね。

バードハウス

こういう鳥小屋を見ると、
小学校の頃の、金網が破れてて小鳥が大脱走した事件を思い出すw

温室

温室って結構高いんですね。維持費も高いだろうし。
なるほど。だから、推理小説とかで豪邸行くと温室が出てくる訳だ。


昇降式高所作業台

なんか、アイディア次第では色んなところで使えそうですね。
運動会とか。
いや、それは行動がギャグマンガに近いかw

恒温恒湿器

このマニアックな機械、こんな高かったんですね。
多分、工業製品の品質検査に携わった人にしか分からないと思いますけど、
特定の温度、湿度を庫内で再現する為の装置です。

真空包装機

食品を真空包装する機械だというのは分かるんですが、
どうやって動く物なのか写真だけではさっぱり分かりません。
一回、動くところを見てみたい。

6mジャイアントツリー

もうすぐクリスマスですね。
色々なところで着飾ったツリーが出現し始めてます。
そういえば6mのツリーとかってシーズン終わったらどこに保管するんでしょうか。
こういうシーズン物ってレンタル多いんだろうかとおもって調べてみたらやっぱり多いみたいです。
http://www.murauchi-rent.co.jp/tama/business/party/xmas.html


というわけで100万円ショップシリーズ、今回で終了です。
連想がしやすいので、車と楽器は対象から除きました。
お金持ちのお方は、これらの商品の中から買っていただいて、
日本の景気回復に少しでも貢献していただけると嬉しいなと思います。

未来には、どんな商品が100万円で買えるようになるんでしょうか。

投稿者 桜川 : 00:39 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月17日

もし、100万円ショップが有ったら2

こういう、手を出せない物を調べるのもなかなか楽しいんで、続けます。

シャンデリア
富豪の家に有る照明といえば、これですよね。
これが無ければ富豪の家と認めません(笑
しかし、今調べたら600万円のシャンデリアとかあるんですね。
1360Wってどんな明るさだろう?

卓球台
本式の競技用ともなると、こんな値段になるんですね。
競技用ともなるとラケットとかコートのラバーの質もちがうんでしょうか?

業務用鯛焼き機
なんで、こんなに高いのかと思ったら、鯛焼き屋開業セットじゃないですか。
うーん、業務用什器もこの不況&デフレで値段下がってるんだろうか。
そういえば白いたいやきが最近流行してるとかしていないとか。

二八屋台
これは、一体高いんでしょうか、安いんでしょうか。
会社帰りのサラリーマンがラーメンとかおでんの屋台に寄っていくとか
昔の漫画とかドラマではよく見ましたが、今もああいう光景は残っているんでしょうか?

トランク式浄水器
これまで、一般人には用の無いものばかり取り上げてきましたが、
これはかなり実用性ありますね。
でも、浄水器で一番問題になるのがカートリッジの値段。
こういう特殊な浄水器の取り替えカートリッジっていくらくらいするんでしょうね。

ひな人形15人飾り
ひな祭りには欠かせない。というかそれ以外では絶対にお目見えしないひな人形。
高級なグレードになると結構な値段になるんですね。
というか最高値の630万円のひな人形って一体・・・・。

純金製置物
純金製だから高くなるのは分かりますが、ここまで見事に置物にしてしまうとは。
賄賂とかに使われたりするんでしょうか?
ゴールドといえば、インドでは、昔からアクセサリとしての人気が高いらしく、
最近の金価格の高騰も、インドの経済発展に伴って富裕層が増えたからだという話しを聞いた事があります。

ピッチングマシーン
野球チームの練習では、必ずと言っていいほど見かけるこのマシーン。
価格帯の違いは、弾数とか速度の違いなんですかね?

ままごとハウス
標準工事費別。
子供向けのおもちゃとしては最大級に属するんじゃないでしょうか。
これを工事するって、ある意味ハウスメーカーってやつですね。

ホームサウナ
工事費の事、何も書いてないなと思ったら、
客組み立てなんですね、この商品。
しかし、こんなでかい物を買える広い家に住んでいる人がうらやましいです。


ネタが残ってるんでまだ続けます。

投稿者 桜川 : 00:49 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月13日

もし、100万円ショップが有ったら

最近、景気の悪い話しが多いので、
100円ショップならぬ、100万円ショップが有ったら
どういう商品が並びそうか調べてみました。
1万円とか10万円ではなく、百万円。百・万・円です。
(主に楽天市場調べ)
(どうでも良いですけど、検索掛けてたら、百万円と苦虫女という映画が引っかかりました)

大人用忍者衣装x100着

なんだか、ツッコミどころ満載のような・・・・。
どのくらい売れているんだろうか、この商品。
というより、どんな団体が100着セットで買っていくんだろうか?

サッカーゴール

あのサッカーゴール、本式の物になると結構な値段するんですね。
サッカー用品を始めスポーツ用品って結構高い。
W杯での日本代表の対戦相手も決まったし、1月には高校サッカーも有るし、
色々なところでお目見えするでしょう。
しかし、通販で買える物なんですね、こういうの。

棒高跳び用マット

調べたところ、支柱よりマットの方が高いんですね。
まあ、あの高さから人が落ちてくる衝撃を吸収するのだから
当たり前といえば当たり前かも知れませんが。
オリンピックとかで100万円する物に体を打ち付けてると考えると、
また、なんか違った感慨が。
アスリートを育てるにもお金が必要って事ですね。

二宮尊徳像

1m29cmって、でかすぎ。
しかし、通販で買う人がいるんだろうか。
googleで"銅像"で検索すると、銅像マニアのページが・・・。
販売している物なんですね。

信楽焼浴槽

木でも金属でもプラスチックでも無く陶器で浴槽を作ってしまうところがとても素敵。
しかし、強度的に大丈夫なんでしょうか?
土鍋とか割れても処分するだけですが風呂ですからね。

ピザオーブン

業務用・・・ですね。
一般家庭に有ったら驚きます。
ピザーラとかドミノピザとかピザハットとかもこういうオーブン使ってるんでしょうか?
デリバリーとかの店が開けるかもw

アンティークバーカウンタ

なんでアンティークな感じを受けるんでしょうね。
木の質感なんでしょうか?
アンティークな家具は、金持ちの道楽って感じがしますよね。
しかし、玄関先でのお引き渡しって、大変だな。

御輿

すごいなー。ネット通販で売っちゃうんだな、こういうの。
神輿といえば神社。もうそろそろ、初詣の季節ですね。

物販自動販売機

時々、商品が落ちてこない自動販売機ですね。
この機械、通販でどれくらい売り上げがあるんでしょうか。
自販機を置くとゴミのポイ捨てが増えるとか。
そういえば、自販機の市場規模って今、どのくらいなんでしょうね。

超強力ロープx200m

なぜか、本棚に、ロープワーク(ロープの結び方)の本が有ります。
まあ、それは良いとして、139kNと言えば、m当たり139t(間違ってたらすいません)。
業務用のロープって凄いんですね

続く・・・かな?

投稿者 桜川 : 15:18 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月06日

今更ながら事業仕分けについて(個別項目編)

全体としては事業仕分けには賛成ですが、個別項目に関しては色々と論じたい事があります。
申し訳ありませんが、長文(100行弱)です。


まずは、これはもっともだなと思った批判から。

・コンテンツ・ファッション産業に対する政府の支援が国際競争力強化になるとは思えない

確かに納得です。
国が支援しなければ生き残れない文化に国が産業として金を出すべきなのかという話です。
文化は経済的価値だけでは計れないとは言いますが、
経済的価値より高い価値が有るのならば、国の支援が無くても当然受け継がれていくものでしょう。
伝統芸能でも国の支援無しでビジネスとして成り立っているものが多い事を考えるべきです。
逆に制作者・会社に対する低利貸付という形を採るならば、受け取る側も採算性を無視出来ないので有る程度まで賛成です。
しかし、なんで担当職員が95人も必要なんでしょうか?
しかも、支援事業の総額14億の予算の内3億円近くが官庁側の職員の人件費というのも不思議です。

・食育の支援者の時給5600円は高すぎるのでは?

極めて稀なスキルを持った技術者なら分かりますが、支援者、しかも何の支援をしているか資料上から
分からない人に時給5600円を予算計上するとはどういうつもりでしょうか。
食育推進は必要だとはいえ、HPでの情報提供で、食品産業へのお墨付きを
与えるだけで十分だと思うのですが

・市販車に使えない技術のF1マシンを作ってもしょうがないのと一緒

スパコンの予算への意見です。
スパコンは国産といいますが、国内メーカーでも外国製の半導体・設計技術をふんだんに搭載しています。
ちょっと耳に挟んだところでは、国の予算が付いてもメーカーとしては採算が取れないそうです。
新型スパコンの開発について国内の半導体メ―カーは独自開発からほぼ撤退しています。
なぜ、民間企業は撤退したのかをよく考えるべきです。
こういう応用研究に近い物に国の予算を使う場合には産業応用可能性の説明が必須でしょう。
スパコンを世界記録用のチューニングから汎用的に使えるように組み直すのに、
かなりのコストがかかるはずです。
しかも性能が落ちるとか。
PC業界は、もう市場として成熟に向かっています。
ある時期の自動車業界と同じように速さの勝負から全体的な快適さの勝負に市場が移行している時に、
スパコンの速度競争に国の予算を使う意義については良く議論すべきです。
市販のPCの並列化でスパコンと同じ性能は出せるのですから。

次に異論が有る分野について

まず、spring-8の予算削減については疑問ですね。
この施設は日本でノーベル賞学者を多数輩出している素粒子科学の根幹にも位置する施設です。
コストに見合うだけの使用料に上げるとかいう議論も有りましたが、
spring-8を使うところは、国とか大学とかの研究所が多いはずです。
spring-8を独立採算性にしてもそちらの予算が増えるだけなので、
国家全体としてどうなのかという観点から考えなければいけないと思います。
spring-8に匹敵する物は民間では作れないはずで、独立採算性にしたらむしろ弊害も大きいです。

それから、HTVの予算削減はきついのではと思います。
確かにこういう先端技術の予算の見積もりは甘くなりがちです。
しかし、それは先端開発である為にどこに予算がかかるか予想不可能なので
余裕を持って見積もっているからでしょう。
コスト削減の努力は勿論必要ですけれども、
HTVの運用は国際公約ですし、GXロケットの凍結分を振り分けても良かったのではないかと。
こういう分野については支出チェックを厳しくする事で無駄な予算を省くべきだと思うのですが。

ライフサイエンス分野については仕分け人の不勉強が有ると思います。
タンパク質の構造を知ってどうなるのとかいう指摘が結構有りましたが、
タンパク質を解明する事は医療・製薬分野に広く貢献する事業です。
成果が見えないという意見が多かったですが、それは説明者の説明が良くなかったからの様な気がします。
もう一つ、成果が出ないと見える理由としては研究が重要でないからではなく、
産学連携が不十分だからだと予想されます。
そちら側を指摘する意見がなかったのが残念です。

科学技術分野の中での指摘として、
予算が下りる教授ルートが固定化していないか?
というものがありました。
確かに、それが交流を阻害する程でない限りで学問の世界にも有る程度の競争が必要です。
でも、本当に努力する人が研究しているのなら、一本化した方が良い訳で。
これは難しい問題です。
実際に研究をしている現場に直接研究費が払われるべきなのは勿論でしょう。

他に科学技術・教育関係の問題として、大学院の過剰の問題が有ります。
特に過剰なポスドク(大学院博士課程卒業者)の雇用の受け皿として
予算を割り当てるのはどうなのかという意見が散見されました。
急激に大学院生を増員した時点でこの事態は想定出来たはずで、
旧政権の失策の一つと言えるかも知れません。
これも判断が難しい問題でしょう。

それでも、重要な事業についての結論が1~2割の削減に収まっているのは評価すべきでしょう。
全体として、科学技術分野に関してもコスト削減努力が求められているという訳です。

これまでも示してきたかと思いますが、国家事業全体としてコスト削減の基準を改めて示すべきでしょう。
例えば
研修・研究関連施設は、東京23区内(地価の高い場所)の新設は禁止
競争入札に出来ない場合は経緯説明を求める
等です。
事業上(例えば精度等)の問題でコストが高くなる場合の説明は
これからは必須になるのではないでしょうか?

この事に関しては民間からコスト削減のアイディアを公募するのも手でしょう。
民間企業は、本当に細かいところまで経費を削っていますからね。

事業仕分けの精神がしっかり予算に反映されるのはこれからです。
しっかりとした国家予算改革を期待します。

国の幸福な未来を創る人達にきちんと予算が届くように。

投稿者 桜川 : 23:06 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月04日

もし存命ならどんなコメントを言ったのだろう

前のエントリーで事業仕分けの話を書いていて筑紫哲也氏の事を思い出した。
あの人なら、政権交代が決定した時から今日までどういうコメントをしたのだろかと。
政権交代という形で国民の不満が反映されるのを歓迎した上で
民主党の行きすぎには釘をさしたんじゃないだろうか。

今、そのコメントを聞けないのが残念でしょうがない。

news23は、昔よく見ていて、特に多事争論の語りは
よくもこんな色々な視点から語れるなと感心する事しきりだった。

どんな政策にもメリットとデメリットが有る訳で、
それを包み隠さず伝え、しかも自分自身の主張はしっかりとする。
最後まで変更しなかったその姿勢は今でも記憶に残っている。

足下にも及ばないけど、
社会的な記事を書く時は、心の師匠という感じで良く思い浮かべる。
あの人ならどういう風に論評したのだろうと。

筑紫氏のようなジャーナリストをきちんと続けて輩出できる未来を望みたい。

投稿者 桜川 : 22:23 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月03日

今更ながら事業仕分けについて

事業仕分け、全体としては評価したいと思います。
財源が少ない中で、無駄な財政支出を減らすという意味で
有る程度の目的は果たしたのではないでしょうか。

事業仕分けそのものを批判する人もいますが、
もし、批判するのであれば、他にどういう方法で財政支出の赤字を削減するべきのか、
または、どういう風に増税するべきなのかを示すべきです。
消費税を上げて税収をあげられないからこそ、財政支出の削減を行っている訳なので。

個別項目に対しての仕分けを批判するにしても、
きちんと成果資料を見てから批判しましょう。

仕分けの資料を一通り目を通した限りでは、
事業への貢献度が低い財団法人等への事業費・助成
(事業効果に比べて)管理費・人件費の過大な事業
民間委託しなくても良い作業量分の民間委託費
地方に任せた方が良い事業
他の事業と重複している事業
NPOに任せた方が良い事業
(民間と比べて)発注単価が大きすぎる
等が予算削減の理由になっているようなので、
ほぼ妥当な観点だと評価できるでしょう。

今までは官僚内の議論で似たような事をやってきたはずですが、
行政の透明性を高める為にも良いイベントだったと思います。
官僚間の馴れ合いを防ぐ意味でも。

利害関係者への指摘が厳しすぎるのでは無いかという議論も聞こえてきますが、
税金を使ってやっている以上、社会の為にどのように貢献しているかの説明責任は必須ですし、
逆に、当該事業の社会貢献の役割が終わったら、予算は無くなるのが自然です。
社会的役割を終えているのに予算を付ける事は、民間企業で赤字事業を延々と続けるのと同じです。

勿論、本当に必要な予算までまとめて削減されてしまう事もあるでしょう。
しかし、仕分け関連事業の前線で頑張っている人には申し訳ないですが、
前線で頑張っている人が将来正当に評価される為にも、全て俎上に上げる事は大切だと思います。

事業仕分けには、概ね賛成なのですが、各論としてはちょっと違うのではないのかなと思うところはあります。
例えば、科学技術関係の項目等ですね。それについては改めて書きたいと思います。

苦しいですけれども、本当の社会の為に頑張っている人達に対して
国の予算がしっかり届く未来の為に。

ps.
余談ですが、仕分けの中の項目で、取材記者への過剰接待費の削減も言及されていたみたいで、
もし、これ関連の削減に反対するようでは、メディア業界も既得権益の擁護者と言われても仕方ないと思います。

投稿者 桜川 : 01:07 | コメント (0) | トラックバック